3.1. ジョブの投入コマンド(qsubコマンド)

キューにジョブを投入します。

なお、オプションは実行するスクリプトファイルにおいて#PBSのPBS指示文でも指定可能です。

詳細は各詳細マニュアルを参照して下さい。

注意

フロントエンドノードでは直接プログラムを実行せず、qsub コマンドでジョブとしてキューに投入し てください。直接プログラムが実行されていた場合、他のユーザーへ影響があるため、管理者により キャンセルされる場合がありますのでご了承ください。

3.1.1. 書式

qsub [-q キュー名] [-l select=ノード数] [-N ジョブ名] [-M 電子メールアドレス] [-m 電子メール通知の指定] [-l walltime=経過時間上限] [実行するスクリプトファイル]

3.1.2. オプション一覧

オプション一覧表

オプション

設定値

-q キュー名

キュー名を指定します。 キュー一覧を参照して下さい。

-l select=ノード数

使用するノード数を指定します。 省略した場合のノード数はキューのデフォルト値となります。

-N ジョブ名

ジョブ名を指定します。ジョブ名は最大236文字まで指定できます。リアルタイムジョブ参照システムでは64文字まで表示されます。 省略した場合はシステムが割り当てます。

-M 電子メールアドレス

受信する電子メールアドレスを指定します。 メールを受信する場合は-mオプションの指定が必須です。

-m 電子メール通知の指定

電子メール送信のポイントを指定します。メール受信する場合は-Mオプションの指定が必須です。

-l walltime= 経過時間上限

ジョブの経過時間上限を指定します。 省略した場合の経過時間上限はキューのデフォルト値となります。

-l ライセンス種類=使用ライセンス

ライセンス管理対象のアプリケーション使用時に使用ライセンス数を指定します。

3.1.3. 使用例

・キューP_030を使用して、ノード2ノード使用、経過時間上限を1時間、スクリプトファイルはhello.sh

スクリプト例

#!/bin/sh
#PBS -q P_030
#PBS -l select=2
#PBS -l walltime=1:00:00
 :
 :
 :

ジョブの投入

qsub hello.sh

・キューP_030を使用して、ジョブ開始及び終了時にuserA@test.comに送信、スクリプトファイルはhello.sh

スクリプト例

#!/bin/sh
#PBS -q P_030
#PBS -M userA@test.com
#PBS -m be
 :
 :
 :

ジョブの投入

qsub hello.sh

・キューP_030を使用して、ジョブ名をTEST、スクリプトファイルはhello.sh

スクリプト例

#!/bin/sh
#PBS -q P_030
#PBS -N TEST
 :
 :
 :

ジョブの投入

qsub hello.sh