アプリケーションのバージョンアップについて

 

1.           ANSYS

 汎用有限要素法解析プログラムANSYSのバージョンアップ(5.6 → 6.1)を行いました。

 ANSYSは構造,振動,伝熱,電磁場,圧電,音響,熱流体,衝突落下までの幅広い解析機能がプリ/ポスト&ソルバー一体型として提供されているほか,磁場−構造,電場−構造,磁場—熱,磁場−流体,電流−磁場,電気回路−磁場など,一般的には複数のCAEの併用を要求される連成解析も統一環境下で実行できます。

 今回のバージョンアップで主に次のような機能の追加,および改良がなされました。

l         構造解析に関する機能強化

l         熱解析に関する機能強化

l         CFD (Computational Fluid Dynamics) 機能

l         電磁場解析機能

 

 ANSYSはアプリケーションサーバAでご利用になれます。

 

ANSYS Web site:

http://www.cybernet.co.jp/ansys/

 

 

2.           Mathematica

数学統合ソフトウェアMathematicaのバージョンアップ(4.1 → 4.2)を行いました。

Mathematicaは簡単な電卓計算から大規模なプログラミングやインタラクティブなドキュメントの作成まで行うことができ,日常の研究・学習のなかの数学的処理を必要とするあらゆる場面において有効なツールです。

今回のバージョンアップで主に次のような機能の追加,および改良がなされました。

l         線形計画法と最適化の改良

l         簡約化の向上

l         新パッケージANOVAを含む,統計機能の改善

l         技術出版のための新パッケージの追加

l         XMLの拡張

l         Combinatoricaの拡張

l         新規データ形式のサポート

 

 また,Mathematica4.2からIBM RS/6000ではOSが5.1以降のみサポートになり,現スーパーコンピューティングシステムに導入されているRS/6000はOSが4.3のためサポート外になります。そこで,導入マシンをアプリケーションサーバAおよびアプリケーションサーバBのみにいたしますので,ご了承ください。ただし,ご自分のWindows, Macintosh, Linuxマシンにインストールすることが可能です。計算材料学センターではフローティングライセンス契約(5ライセンス)をしていますので,ライセンス数に達するまではどこからでもお使いいただけます。ご自分のPCにインストールしたい方は,CDをお貸ししますので,ccms-adm@imr.eduまでお申し出下さい。

 

Mathematica Web site:

 http://www.wolfram.com/products/mathematica/index.html

 

 

3.           Maple

数式処理ソフトMapleのバージョンアップ (7 → 8) を行いました。

Mapleでは数式処理をはじめ,数値計算,グラフィックとアニメーション,プログラミング等の機能を使いやすいインターフェース上で利用することができます。

今回のバージョンアップでは主に次のような機能の追加,および改良がなされました。

l         線形代数や微分方程式の機能追加および強化

l         代数曲線や数値近似の機能追加および強化

l         プログラミング機能の機能追加および強化

l         ユーザーインターフェースの機能追加および強化

l         XMLに関する機能追加および強化

 

 MapleはアプリケーションサーバAおよびIBM WS, XP1000 WSでご利用になれます。また,ご自分のWindows, Linuxマシンにインストールすることも可能です。計算材料学センターではフローティングライセンス契約(1ライセンス)をしていますので,他の方が使用されていなければ,どこからでもお使いいただけます。ご自分のPCにインストールしたい方は,CDをお貸ししますので,ccms-adm@imr.eduまでお申し出下さい。

 

Maple Web site:

 http://www.cybernet.co.jp/maple/

 

 

4.           Materials Studio

分子設計ソフトウェアMaterials Studio (MS)のバージョンアップ (2.1 → 2.2) を行いました。

Materials Studioはスーパーコンピューティングシステムでサービスしています分子設計ソフトウェアCerius2のWindows版です。

今回のバージョンアップでは主に次のような機能の追加,および改良がなされました。

l         Reflex機能の拡張

l         Visualization機能への機能追加および拡張

計算材料学センターでは,フローティングライセンス契約(8ライセンス)をしていますので,ライセンス数に達するまでは,どこからでもお使いいただけます。ご自分のPCにインストールしたい方は,CDをお貸ししますので,ccms-adm@imr.eduまでお申し出ください。

 

Materials Studio Web site:

 http://www.accelrys.com/jp/mstudio/index.html